敬老の日に寄せて


 9月15日は「敬老の日」。

 実は今年は少し特別で、昔からの「9月15日」という日付と、今の「9月の第3月曜日」という日が、ちょうど重なっています。何だか“ご縁”を感じるような、不思議と嬉しい暦のめぐり合わせです。

 

 訪問看護ステーション凛では、日々多くのご高齢の方のお宅に伺っています。お話をしていると、戦後の暮らしや子育ての工夫、地域の移り変わりなど、人生の先輩だからこそ知っている物語を聞かせていただけることも多くあります。看護をしながら、私たちのほうが学びや励ましをいただいている、そんな時間も少なくありません。

 

 「敬老の日」というと、長寿をお祝いする日と思われがちですが、その人が歩んできた歴史や思いに敬意を寄せる日でもあるのだと思います。住み慣れた家で、これからも自分らしく過ごしていただけるように。体調のサポートはもちろん、日々の小さな安心や笑顔を届けることも、私たち訪問看護の大切な役割です。

 

 今年の敬老の日が、皆さまにとって「ありがとう」を伝え合うきっかけの日になりますように。そして地域全体で、人生の先輩たちを大切にする温かい輪が広がっていくことを願っています。

 訪問看護ステーション凛

事務長 大西 肇

注:画像は生成AIで作成したイメージで、実在する人物ではございません。
注:画像は生成AIで作成したイメージで、実在する人物ではございません。

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