関東地方も梅雨入りの時期を迎えました。
とはいえ、今年は梅雨入り前から汗ばむような日もあり、季節が少しずつ夏へ向かっていることを感じます。
訪問看護ステーション凛では、暑さが厳しくなる時期に向けて、ご利用者さま・ご家族さまに安心して訪問看護・訪問リハビリをご利用いただけるよう、また、スタッフが安全に訪問を継続できるよう、毎年、夏季の運用を見直しています。
その一つが、暑さ対策としての「直行直帰」の運用です。
凛では、前年の運用を振り返りながら、訪問の質、情報共有、記録や報告書作成、事務所での連携体制などに支障が出ないよう、毎年内容を見直したうえで実施しています。
令和8年は、5月25日から10月31日までを夏季運用の期間とし、1件目の訪問先への直行や、その日の最終訪問後の直帰を可能としています。
一方で、必要な申し送りや相談、記録確認、報告書作成後のチェックなどが滞らないよう、事務所を拠点とする時間帯や当番制も設けています。直行直帰によって働きやすくするだけでなく、事務所としての機能やチームとしての連携が弱まらないようにするためです。
また、訪問と訪問の間の待機場所は柔軟にしつつ、行動予定はこれまでどおりスタッフ間で共有しています。スタッフの所在や予定を把握しながら、必要な連絡・相談ができる体制を維持しています。
働き方の面では、退勤後の情報共有ツール(Chatwork・MCS)の確認・対応は原則行わないこととし、オンとオフの区切りも大切にしています。もちろん、夜間待機など必要な体制は維持しながら、無理なく、長く、安定して訪問を続けていくための取り組みです。
訪問看護は、ご利用者さまのご自宅へ伺う仕事です。
暑さの厳しい日も、雨の日も、台風が近づく日も、必要な訪問を止めるわけにはいきません。だからこそ、スタッフ一人ひとりの体調管理や安全確保は、結果としてご利用者さまへの安定した支援につながる大切な要素だと考えています。
また、令和8年度は診療報酬改定・介護報酬改定の年でもあります。
制度の変更に伴い、事業所として対応すべきこと、ご利用者さま・ご家族さまへ丁寧にお伝えすべきことも少なくありません。料金表や重要事項説明書の改定など、事務的な手続きも含め、皆さまにはご確認をお願いする場面がございます。
制度が変わり、気候も変わり、働き方も少しずつ変わっていきます。
その中で、私たちが立ち返るものは、開設以来大切にしてきた理念です。
私たちは「その人らしさ」を大切にする。
そして、
- スタッフそれぞれが専門職として「凛」とした姿勢で看護・リハビリテーションに臨むこと。
- ご利用者さま「ひとりひとり」に最適な在宅看護・在宅リハビリテーションを提供すること。
- 地域の医療機関・介護事業者と「密に連携」を図り、チームでご利用者さまをサポートすること。
この理念と3つの基本方針のもと、訪問看護ステーション凛は2016年4月1日に開設し、皆さまに支えられて、開設10周年を迎えることができました。
10年という節目を迎えた今も、凛が大切にしていることは変わりません。
ご利用者さまが住み慣れたご自宅で、その人らしく安心して過ごせるように。
ご家族さまが少しでも安心して日々を送れるように。
そして、スタッフが心身ともに健やかに、専門職として力を発揮し続けられるように。
今年の夏も、訪問看護ステーション凛は、地域の皆さまの暮らしに寄り添いながら、必要な支援を一つひとつ丁寧に届けてまいります。
暑さが本格化する季節です。
皆さまも、水分補給や室温管理に気をつけながら、どうぞ無理なくお過ごしください。
訪問看護ステーション凛
事務長 大西 肇


