ゆらぐ季節、暮らしを整える

 

こんにちは。訪問看護師の木村です。

 

新緑が美しく、過ごしやすい季節となりました。
4月は環境や気候の変化が大きく、知らず知らずのうちに心身へ負担がかかる時期でした。

5月に入り、「少し疲れが出てきた」「なんとなく体が重い」と感じる方も多く見られます。

これは、寒暖差や生活リズムの変化により、自律神経のバランスが乱れやすくなることが一因と考えられています。

特にご高齢の方は、体温調整や環境への適応力が低下しやすく、体調の変化が長引くこともあります。 


4月の体験:蕎麦打ちから学んだ “整える時間”


私自身、4月に蕎麦打ちを体験する機会がありました。

粉と水を混ぜ、こねて、伸ばして、切る。

一つひとつの工程はゆっくりで、丁寧さが求められます。

 

その時間の中で感じたのは、「急がずに過ごすこと」の大切さでした。

 

手を動かしながら一定のリズムを繰り返すことで、自然と呼吸が整い、気持ちも落ち着いていきます。こうした時間は、副交感神経が働きやすい状態につながり、心身のリラックスに役立つといわれています。

 

日常の中でも、このような「整う時間」を持つことは、体調管理において大切な要素のひとつです。


在宅でもできるケアのポイント


ご自宅で無理なく取り入れられるケアをいくつかご紹介します。

 

■ 生活リズムを整える

・朝はカーテンを開け、日光を浴びる

・食事や就寝時間をできるだけ一定にする

 ➡ 体内時計が整い、自律神経の安定につながります。

 

■ 身体を温める

・ぬるめのお風呂にゆっくり入る

・首・手首・足首を冷やさない

 ➡ 血流が促され、疲労回復を助けます。

 

■ 無理のない運動・動作

・室内での軽い体操やストレッチ

・座ったままでの足踏み運動

 ➡ 筋力低下の予防や、循環の維持に役立ちます。

 

■ 手を使う活動

・料理や簡単な家事

・塗り絵や手芸などの趣味

 ➡ 脳への刺激とともに、気分の安定にもつながります。

 

※体調や持病に応じて無理のない範囲で行い、不安がある場合は主治医や訪問スタッフにご相談ください。


旬の食べ物で体の内側からケア


5月は、体の巡りを意識した食事を取り入れることも大切です。

栄養を摂りやすい食材として

・新玉ねぎ(やわらかく甘みがあり、食べやすい)

・春キャベツ(消化にやさしい)

・アスパラガス(栄養補給に役立つ)

・そら豆(たんぱく質やビタミンが豊富)

などがおすすめです。

 

また、蕎麦は比較的消化がよく、ビタミンB群を含む食品として知られています。温かいお蕎麦にすることで、身体を冷やしにくく取り入れることができます。


訪問看護として大切にしていること


私たちは日々の訪問の中で、

・「いつもと少し違う様子」に気づくこと

・ご本人の生活リズムに合わせた支援

・無理のないセルフケアの提案

を大切にしています。

 

体調の変化は小さなサインから始まることが多いため、早めの気づきと対応が重要です。


おわりに


5月は、頑張ってきた心と身体を少し休ませる時期です。

「できることを、無理なく、ゆっくりと」

そんな気持ちで日々を過ごすことが、体調を整える第一歩になります。

季節の移ろいを感じながら、穏やかな毎日をお過ごしくださいね。

訪問看護師 木村 

コメント: 2
  • #2

    看護師 木村 (月曜日, 11 5月 2026 21:36)

    遠藤様
    コメントありがとうございます。
    あとベッド座ったまま、足浴等もお勧めです。
    足が温まり心身のリラックス効果大です。
    バケツの中にお好きな入浴剤を少し入れたりしてみるのもお勧めです!

  • #1

    欣子 遠藤 (水曜日, 06 5月 2026 20:23)

    ありがとうございます。�私も主人が酸素吸入での生活になってから動くと苦しむ機会が増えてるので座っての足踏みはさっそくさせてみます�酸素生活は火のそばにはいけないので料理は無理なので字を書くのもさせてみます�